まあ、素晴しい五月晴れ、まさにMMC日和である。
数日前から女房が風邪気味となり一昨日までは何とか治してMMCに行くと頑張っていたのだが、昨日から微熱が出てしまい断念することになった。女房は悔しくて仕方がないようだったが、まずは体調回復が一番と諦めたようだ。
二子山のコースに関しては4月30日の下見報告でざっと紹介したので今日の雑文は一日のエピソードを思い起こしながら記してみようと思う。
いつもなら女房とふたりで出かけるMMCだが今日はひとり、女房が書いた電車時刻表を握り締めて朝6時50分に家を出た。人に自慢できるほどの方向音痴とトチリ屋なので心もとない。八王子駅で川越行きの電車に乗ったところで福島さんに出合った。やれやれ、ひとり旅はここまで。話し相手ができて気が楽になる。
東飯能で西武秩父線に乗り換える際、2台ある券売機の1台が「発売停止」、残りの1台には大勢の人が並んで大混雑である。時間的には余裕があるが万博会場のような行列はこのところ食傷気味。券売機隣りの有人窓口に声をかけたら、一般キップも扱うという。早速、福島さん、拝島から乗ってきた服部さんの分と合わせて3人分を購入したら混雑の中から井星さんが現れた。4人揃ってキップを手にして雑踏から逃れたがややズルをした感じ。
芦ヶ久保駅に全員揃った。日差しはすでに結構つよい。今日は暑くなりそうである。早々に参加者をリストチェックする。ここで私はもう一つズルをしてしまった。朝が早く簡単な食事だったのですでに腹ペコ状態。下見のときと同じく駅前広場の売店でそばを食べに飛び込んだ。秋本さん、亀沢さんと3人である。
さすがに暑い中、余り長く待ってもらって、そばを食べるのが気が退け、大急ぎで口の中に放り込み、広場に戻り、恒例の参加者確認をした。"はい、今日の参加者は26名でした。女房は風邪を引いて今日はダウンです。張り切っていたのですが残念がっていました"と紹介した。何しろ挨拶をするたびに"奥さん、どうしましたか"と聞かれるのである。
後から売店から出てきた亀沢さんが"私も数えてくれた?"と確認。数えたというと"今日はもっといるように見えるけどなぁ"と首を傾けている。この疑問は帰宅後解消するが今は書かない。
9時50分、駅前を出発。線路下の真っ暗なトンネル道路を通過中、田中さんが右の溝に足を滑らせてよろけた。足首は痛めなかったようだが右腕をざらついたコンクリート壁で擦ってしまったようだ。
トンネルを抜け雑木林の道を登って行くと後ろから"人が倒れている!"との声があった。先頭を歩いていたが気づかなかったが慌てて戻って見ると山道から15mほど離れた落葉の上に黒い塊がある。はじめゴミ袋があるのかと思ったが近づいて見ると確かに足を丸めてうずくまっている人のようだ。黒いジャンパーを頭からすっぽりと被って両足を丸めているので様子が分からない。"どうしましたか"と声をかけたが反応がない。こりゃ、大変なことかも知れないと恐る恐る肩の辺りを揺すると僅かな反応があった。やれやれである。
ふらふらな状態だが何とか立たせて事情を聞くと"胸をやられていて朝電車で来たが気分が悪くなり、駅から降りて人の邪魔にならないところで休んでいた"という。少々話しの内容が不自然だが、近づいても酒臭くも無く、疲労はしているようだが目が座っていることもない。山道で心配して待っているMMCの方には先に行ってもらうことにしてとに角、トンネルまで着いて行って駅に戻るところまで確認してMMCに戻った。篠田さんほか、数名が待っていてくれてみんなの後を追うことになった。
10分ほど行ったところでみんなが待っていてくれた。亀沢さんが
"先に4人行ったが、今ここにいる人は24人だから、全員で28名だよ"と再度指摘された。亀さんも地元山の会のリーダー、人数確認は大変慎重な方である。山頂で確認することにする。高橋さんがカルピスゼリーを配ってくれる。冷たくて喉越しが良い。

二子山・泣き坂(命名?)は今日一番の急登
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もう一息だ!
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岩の蔓延る山道を汗をかきながら登り尾根道に出る乗越し地点で集合した。"石井さん達はまだ先に行っているんですか"と辺りに聞くと真後ろから"居ますよ"と石井さんの声。「先に行く人」と聞くと石井さんと思ってしまうくらい足が速いのである。
ここから二子山・雌岳までの急登である。ロープに掴まりながら一挙に登る。登り切った雌岳で全員が登り切るのを待つ。みんな大きな息を吐きながら這い上がってくる。今日一番の急登である。最後のほうで小松美枝子さんがこの泣き坂(伊豆が岳の泣き坂をイメージした)を登り切り、ハーハーと息を整えながら"小川さん、帰りもこの道を下るんですか"と抗議口調。"いえ、帰りはあちら側から芦ヶ久保駅に下りますよ"と云うと"あぁ、よかった。こんな急坂降りると思うと足がすくんでしまう"と安堵の様子。困った、こちらの下りもきついところがあるのだが今は言うのは控えよう。
雌岳から雄岳は岩場を一気に下って上り返すトレッキーな道。雄岳からくる登山者と道を譲り合いながら進む。
雄岳山頂に12時前に到着。コースタイムより早いくらいだ。早速、本日のイベント、ラーメンパーティーだ。MMCはじめての試みなのでどうなるか分からない。とに角、みんなが持ってきたインスタントラーメンの袋や具、トッピング食材を並べる。初めてのことなので段取りが分からない。4つの鍋に湯を沸かした。

ラーメンパーティーの始まりだ
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麺は茹で上がった
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珍しく篠田幹事がラーメンの種類を分類し、2つの鍋で具を入れた汁を作り、別の2つの鍋で麺を茹でることを提案し、早速実行にかかる。麺は3分ほどで茹で上がるので汁の出来上がりとのタイミングが必要で結構忙しい。しかし、出来上がったラーメンは豊富なトッピングもあってとても美味しく出来上がった。鈴木さんの豚キムチ炒めも豪華なトッピングに華を添えた。
お酒もまわって全員が良い気持ちになった。ここでささやかな壮行会を行った。NHKの人事異動の内示は来週27日であるが金田さんが自己発令をしていたのでこのMMCが最後となる予定である。金田さんをMMCに引きずり込んだ谷内さんから記念品贈呈。岡崎さん、金田さんのあと、アーカイブス関係者のまとめ役お願いしますよ。
田中さんの集合写真をとる前、参加者リストを数え直すと27名であった。"駅前で26名と発表しましたが、今、数え直したら27名でした。正確には田中さんの集合写真で確認します"と話す。
山の写真屋さん、田中さんのユーモアたっぷりの集合写真の撮影を済ませて13時40分に下山を開始することにする。この広場に2時間近く居たことになる。帰宅後、田中さんから送られてきた集合写真に写っている人を数えたら亀沢さんの指摘どおり28名!誰を数え忘れたのかリストと照らし合わせたら何とチェック漏れは篠田さんでした。これ、篠田幹事にはぜったい内緒。

満腹の表情をとくとご覧あれ
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谷内さんのハイビジョンカメラは道端に置かれ下山を開始した一行を撮影している。
一端、雌岳まで戻ってここで到着した順に道標の周りで記念写真を撮る。綺麗どころは9名である。美恵子さんに聞かれて指を指した泣き坂とは別の下山道を下る。下山道も雑木の中の尾根道、ところどころ岩場がはびこるが落ち葉を踏みながら下るのは楽しい。日差しも木立に遮られ、時折り涼しい風が頬を撫でる。身体は汗ばむが快調に下っていく。前回の下見で道を間違えて崖に出くわしてしまった分岐まで来た。その先を見ると崖方面で若い夫婦が1組うろうろしているのが見える。"そちらは崖で行き止まりですよ。戻ってきて下さい。"と声をかけた。相変わらず迷う人が居るということだ。
前回、下に落ちていた標識の木片を左側にして木の根もとに挟んできたのだが足元なので目にとまらないようだ。今日はそれを何とかしようと家を出る前から考えていたのに補修用の針金を忘れてきてしまった。

雌岳の男たち
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雌岳の乙女たち
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福島さんがハンカチを出して"これを裂いて使ってください"と申し出てくれたがほかに何かないか見渡していると澁井裕子さんが若い細い蔦を見つけてくれた。これを使って標識を幹の目の高さに縛りつけた。そして迷い道の方面には倒木を何本もクロスに置いて注意を引くようにした。

雄岳-雌岳の岩場
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道標補修(携帯写真)
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補修した標識にある「浅間神社」の方向に下るとすぐに小さな祠と鍵のかかった小屋があり、ここが「冨士浅間神社」である。浅間神社と名の付く神社は全国にたくさんあるようだがその起こりは冨士の浅間大社を起源としている。祭られている神様は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)である。
ここからの下りは楽しくも結構危ないところが延々と続く。特段の急坂はないのだが道が狭く砂礫が大変滑りやすい。足を踏ん張り神経を張詰めて下ると汗ばんでくる。足元には薄紫の小さな花弁が無数に散らばっている。藤の花が散った模様であるが上を見上げても藤の蔦を見つけることはできない。ただ、雑木の枝が覆いかぶさって直射日光を遮ってくれている葉のトンネルである。
一気に下ったところで待つ。線路際に質素な鳥居が立っていて今下ってきた山道が冨士浅間神社への参道であることが分かる。脇に浅い谷川も流れ、顔を洗った。塩っぽい汗が流され気分はすっきりとなる。
待つこと暫し、ご主人にエスコートされながら美枝子さんが一歩一歩慎重に降りてくる。みんなが見つめていることも全く眼中にないようだ。最後の一歩を降ろしたとき、みんなの拍手が起こった。やっとこわばった顔に笑顔が戻った。美枝子さん、失礼しました。よく頑張りました。
芦ヶ久保の道の駅で解散することにした。平井さんの車で鈴木さん、松原さん、庄司さんの4人は横瀬にある鉱泉の温泉に行った。ゆっくり汗を流してください。殆どのメンバーが道の駅、食堂に入って生ビールを頼んだ。最近余りビールを飲まなくなった私も喉越しの清涼感に思わず涙が出そうになった。旨い!!
一緒にベンチに並んだ澁井さんは生を飲んでいない。おかしいなあと思っていたら奥さんがトレイに生ビールを2つ乗せて持ってきた。田中さん、しきりに関心していた。夫婦相和し。
とんだハプニングから始まった今日のMMCも絶好のお天気とトレッキーなコースを楽しんで最高の一日となった。そんな最高のMMCに参加できなかった女房から皆さんにご心配をかけたのでメッセージで送りたいと私のパソコンにメールしてきた。
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二子山へは、"ヒトリシズカ"の花が沢山咲き競っている時に主人と下見で出かけましたが まさか今日のMMCの本番の日に家でぽつんと"一人静か"になろうとは。
朝"残念!"と篠田さんの携帯メールから始まって福島さんの携帯からの電話。お昼には平井さん、篠田さんから次々と写メール!心配していましたラーメンもうまく運んだ様で、又下見の日と同じ様な快晴で武甲山も見えてあざやかな緑がいっぱいの様子も写メールで味わうことができました。
その後パソコンでのメールも多くの方から頂戴して、私は幸せ者とありがたく感じております。特に若長老鈴木さんから、また5年前にご一緒しました田中さんから思い出の写真まで頂き、ありがとうございました。あの時はなんてきつい山と思いながら登ったことを記憶しています。
二子山は結構急坂が多く、雄山から雌山に降りるときがちょっとスリルがあって、私と同じ様に臆病な小松美枝子さんのことが頭に浮かんで来ましたが(笑い)。
次回MMCには元気で参加いたします。ルンルン恭子の名前のためにも。
ありがとうございました。
文責:小川 武
写真:田中章夫、篠田紀元、澁井栄蔵、平井義雄、小川武撮影
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5年前の12年4月、雨で流れたお花見が残念で番外MMCを実施した。
今回イベントをやった雄岳の山頂である。メンバーもずい分少なかった。
参考(田中さん撮影)
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