関東地方にもまとまった降雪の予報の中で・・・・
1月21日(土) 伊豆が岳 24名



 暖冬と云われた今冬は予想に反して日本海側の豪雪が続き、雪による死者も100人を越えてしまった。この厳寒気象は日本だけではなく、ロシアのモスクワでは連日マイナス40度近くに下がり、電気事情も不安定で暖房の途絶える危機もあると云う。インド北部では路上生活者が幾人も凍死しているとの報道もある。関東地方は気温の低い日が続いたが降雪は殆どなかった。それがこの土曜日の未明から一日中雪となり、山間部では10〜20cm、市街地でも数センチの積雪になるとの予報である。八王子から東飯能までの八高線は大丈夫だろうか、秩父線は帰りの時間まで走ってくれるだろうかと不安が広がる中、21日の朝を迎えた。

 6時に目覚めて窓を開けると隣家の屋根にはかなりの雪が積もっている。朝刊を取りに行った恭子が車の上にはすでに5cmほどの雪が載っていると云う。昨日の心配が段々現実味を帯びてきた。少し早めに家を出よう。


正丸駅前から登山口へ向う道は雪がハラハラと・・

 長津田から八王子に向かうJR横浜線の沿道の雪は少なく、天気予報のように太平洋側の降雪は内陸のほうが少ないようだ。電車は西武秩父線・正丸駅まで順調に走って、駅前に集合したMMCの仲間は23人であった。澁井夫婦は一台前の電車で来たが駅に降りたのは2人だけだったそうだ。こんな天気に山に登ろうという人はMMC以外にはいないのだろう。

 馬頭観音のある登山口までの舗装道路は凍結もなく、雪も少ない。風景はほんのりと雪を被った山肌の樹木が日本画のようで美しい。枯れ木に残った柿の実も雪の帽子を被っている。


さあ、アイゼンをシッカリ締めて、もう大丈夫?


 登山口から泣き泣き坂までも順調に歩いた。アイゼンを着けなくとも良い程度の雪肌ではあったが、恭子をはじめ、何人かが新しいアイゼンを試すためにここでアイゼンを着けた。私も一緒に着けることにしよう。泣き泣き坂を一気に登る。いつものことだが大変な急勾配である。アイゼンを着けた方が登り易い。岡崎さんの新しいアイゼンが外れてしまい時間を費やした。締めバンドの長さの調整をして少しマシになったようだ。

 雪は思ったほどではなく歩く道には枯れ葉が堆積し、アイゼンの歯にくっ付いてくる。無線で庄司さんが子の権現から伊豆が岳に近づいていることを知った。これで24名になった。昨年は雪も多く20名参加だったので今年のほうが安全と思った人が多かったのだろう。


お雑煮とカレー汁の合体? これも旨い!

 最後尾の4人で山頂に到着した。12時を少し過ぎたようだ。早速、恒例のイベント(宴会)が始まる。まず、日本酒を一口飲んでからお雑煮を作り始める。篠田さんはお汁粉を担当する。お酒を飲んであんな甘いものを食べる人がいるのだろうか。
 澁井さんと亀沢さんはお餅をうまく焼き上げている。澁井さんが餅焼き網で焦げ目をつけ、亀沢さんがフライパンで仕上げる。お雑煮の大鍋に餅が入れられる。森本さんのデンマーク風お雑煮も出来上がったようだ。有吉さんはカレーうどんを作っている。
それぞれ味較べが始まった。どれも美味しく何杯もお代わりをする。寒い山の上でのアツアツの汁物は最高のご馳走だ。


松原さん、亀沢さんの古希お祝い(長老二人から賞品授与)

 
 お汁粉を食べる前にMMCセレモニーを行った。今年70歳を迎える松原さんと亀沢さんに古希のお祝いをした。MMC記念品は古希先輩の黒田さん、鈴木さんの両長老から手渡ししてもらう。松原さん、亀沢さん、MMC重鎮として、これからもよろしくお願いします。
 お汁粉は意外と好評のようだ。2杯の鍋の汁粉が消えてしまった。甘いものを余り食べない鈴木さんも苦笑いしながら口にしている。

 記念写真は久しぶりに数十メートル離れた山頂の標識の前で撮った。田中カメラマンが一発で決めた。このところ、順調である。

 


集合写真は伊豆が岳山頂(三等三角点がある)

 記念写真のあと、黒田コーヒーが振舞われて、いよいよ下山することになった。山頂で2時間ほど過ごしたことになる。
 帰路は篠田幹事の判断で通常コースである正丸峠経由とした。小高山の壊れかけたベンチは綺麗に取り払われている。この辺りから雪は完全に止み、順調に下った。登りのコースは泣き泣き坂のような急登があるが帰路は緩やかな下りばかりである。一旦自動車道路に出て再び山道を下り、登山口の馬頭観音前を通って駅に向う。


帰路は正丸峠経由の通常コース

 15時52分の池袋行き急行に乗って帰路に着いた。家を出るときから帰りの電車の運行を気にしていたが全くの杞憂となり、MMCの幸運に感謝した。ところが電車が自宅に近づくに従い周辺の雪が多くなっているのに気づいた。中央林間駅に降りるとまだハラハラと雪が降っている。傘を挿して自宅に向うと駐車場と車の上の積雪を見て憂鬱になった。10cm以上積もっている。ザックを玄関に置き、靴も脱がずに雪かきを開始した。
 ざっと雪かきをしたあと、熱い湯に浸り、晩酌をしたあと、19時30分よりBSハイビジョン「日本の名峰」をみる。8月の放送まで楽しみが増えた。22時30分からは「氷壁2」を鑑賞した。眠い・・・・

今年のMMCも順調にスタートした。

 


写真提供: 田中、平井、篠田、恭子、小川

 文責:小川 武


追伸:私たちが伊豆が岳に登っているとき、MMC鳥取支部長・金田さんから「鷲峰山単独登山」を敢行していました。以下は金田さんからのメールです。


鷲峰山

 MMCのみなさんは新年恒例「伊豆が岳」雑煮登山の筈。職場の忙しさにイライラがつのり、20日夜に近所の居酒屋で"温泉付き雪山歩き"を思い立ったのが23時。山は車で30分くらいの合併で鳥取市になった旧鹿野町の鷲峰山(ジュウボウサン・920m)に決定。

 自宅へ帰り、ザック・コッフェル・ガソリンストーブなどを引っ張り出し、さらに呑んで起きたのは朝8時、それから雪山の準備を始めて自宅を出たのが9時半。
 


途方にくれる私・・・

 多少の二日酔いを冷たいミネラルウォーターでごまかしながら登山口を出発したのは10時半近く。歩き始めてすぐ雪道になり、踏み跡はあるものの、2〜3週間前のもの、15分も歩いたら積雪が4〜50cm。ツボ足ではつらいのでスノーシューをつけて登高再開するも気温が高く、雪が柔らかいので10〜20センチは沈み、スノーシューのクランポンに雪が噛み高下駄状態でコケルことコケルこと、雪を噛んだスノーシューは重く疲れるだけ・・・。歩いても歩いても高さをかせげず山頂まで半分くらいまで登った展望の開けるポイントまでたどり着くのに2時間。まるで踏み跡がない雪中をさらに15分ほど山頂ルートがある尾根のとっつき近くまで歩を進めるが、目前は急斜面で積雪は1〜1.5mくらいで雪崩前の亀裂があり、登高断念。引返して展望ポイントで一人宴会を決め込む。うらめしそうに山頂を見上げながらビールとソーセージを焼いて豪華一人宴会開始。しばらくすると同年代の夫婦らしき二人が登ってきた。旦那はカンジキを装着していて、金田の踏み跡を辿ってラクだったとのこと。コンチクショ!


さびしく一人宴会!?

 一人宴会も適当に切り上げ、スノーハイク気分で下山。途中で先行下山する二人に追いつき、追い越そうとした途端またコケて、コケたまま二人と世間話をしてミットモなさをごまかす。登りは2時間もかかった距離を1時間弱で下り、雪山登りの苦労を久しぶりで堪能。帰りは途中の温泉でゆったり・まったり疲れを癒して帰宅。
 
 ということでMMCの皆さんが伊豆が岳で新年宴会やっている時間に金田も一人で低山雪山を楽しんでおりました。写真を添付して新年のご挨拶に代えます。またお会いしましょう。

          

 


金田千秋さん