今回も充実した集中登山の一日だった
2月18日 大山山頂集中登山 33名 


 トリノオリンピックも開会式から一週間が過ぎて日本勢はまだメダルを取っていない。日本選手の振るわないゲームを見ているのは余り楽しくない。他のニュースもフィリピンのレイテ島の大規模な地滑り、滋賀県の園児殺害事件など、気の重くなるものが多い。こんな日にはMMCで山を歩くに限る。

 冬から春に移行する気候の変動が激しい日々の中にあって今日は「晴れ」マークがはっきり付いている。今日は展望も期待できそうだ。
 今日は2月MMC恒例となった大山山頂に12時30分ごろに集合する集中登山である。メインルートはケーブル下から「男坂」または「女坂」を登って下社にでて、ここから本道で山頂を目指すものである。私は殿(シンガリ)を務めるため毎年、伊勢原から9時5分、または9時25分発のバスに乗って、ケーブルを使い、省エネコースで下社に向い、下社でお祓いをする篠田さんらと合流して登っている。
 恭子は鈴木さん、福島さん、庄司さん、高橋さんらと男坂を登ると云うことで家を私より30分早くでた。私が伊勢原のバス停に着いたのは9時40分、すでに45分発のバスにはMMCの仲間がかなり乗り込んでいる。バスの発車を見送っていると松原さんと並んで岡田さんがやって来た。視聴者センターの岡田さんは森本さんの紹介で今日、初参加である。
9時5分発のバスにMMCの仲間が殆ど乗ったようで私も25分発のバスを待たずに乗り込んだ。


下山することになった堀井さんを中心

 ケーブルで下社に着くと森本さんの姿が見える。男坂をジョギングのように走り20分で登ってしまったそうだ。鈴木さんを先頭に男坂組が石段を登ってきた。女坂を登っている宮園の堀井さんが怪我をしたと亀沢さんから無線が入ったことを聞いた。すぐに亀沢さんに無線で様子を確かめると大山寺から少し登ったケーブルのトンネルの上辺りで足を踏み外して転んで額を切ったとのこと。出血がかなりあるが堀井さんは元気らしい。骨折などの大怪我でなく少しホッとした。
 下社には仲間が集まっており、お祓い組みも社から出てきた。今年のお祓い組みは篠田さん、大箸さん、平井さんに加え小林(庄)さんの4人である。大箸さんは腰を痛め、今年も昨年同様ここから引き返すようだ。
 亀沢さんから無線で通りかかった「やまなみ山岳会」の人に傷口の消毒、三角巾による手当をしていただいたとのこと。少し休んで下社にやってくると連絡してきた。そこでお祓い組みに残ってもらい、他のメンバーには本道を先に登ってもらうことにした。

 下社にやって来た堀井さんは見た目には元気そうで帽子を被っているので傷も見えない。大箸さんとケーブルで下山してもらおうと話していたが富沢さん、山本さんも一緒に帰ると云う。堀井さんは恐縮していたが大事をとることに越したことは無い。宮園女性軍は足も強いが団結力も強い。
 篠田さん、石井さん、亀沢さんと4人で上り始める。あっと言う間に石井さんは走るように(?)、先に行ってしまう。先発隊にすぐ追い着くことだろう。私は小汗をかきながらフウフウ行って登って行く。通い慣れた大山本道だが毎回々々キツイ登りだと思う。十二丁目の小屋跡を過ぎて十四丁目で60代と思われる元気な三人組と並んだ。"ボタン岩って何だろう?"と話しているのを聞いて、足元を指差し説明する。3人は"これ?"と云って納得しなかったが、大きなボタン岩を見つけると今度は"本当だ!"と感心していた。


20丁目の富士山は見えない

 十六丁目で小休止する。無線では蓑毛から登ってきた栗田さんと有吉さんが先に着いて、本道組と合流して登っていったことを聞いている。無線で互いに現在位置を確認しながら登った。
 二十丁目の冨士の姿は無い。残念! 今日は快晴、上空は青空なのだが西の空には雲が多いようだ。気を取り直して先を急ぐ。二十五丁目辺りを登っていると先着隊が山頂のアンテナ付近で場所を確保している様子が伝わってきた。殿も先を急ぐことにして二十七丁目から奥社を通らず直接アンテナの方向に迂回した。


バッタリ出合った吉野さんと


 
 丹沢山魂が目の前に迫った尾根に出ると木々に霜が張り付いて霧氷の街道になっていた。素晴らしい光景である。MMCの仲間が写真を撮っている。向うから歩いてきたのは何と吉野さんではないか。現在NHKアイテックの吉野さんとは大山付近で出会うこと3回目である。早速、二人で肩を寄せて写真に収まり、そのまま、MMCのイベントに参加してもらった。今日からMMCのメンバーである。


ずらりと並んだ銘酒の数々・・・

 


 イベントは毎度のことだがおでんの鍋を中心にアルコールや食材が所狭しと並んでいる。佐藤さんが"まず一杯"と云って何やら白い酒を紙コップに注いでくれた。甘い香りが口に広がり旨い。"何度あると思う"と問われたので4,50度と答えると45度のウォッカだそうだ。また、別のお酒を注がれて飲むと口に入れた途端にむせてしまった。北欧のお酒で96度あるという。エタノールと呼ばれる無水アルコールが99.5%だからほんの少し混ぜ物を入れた薬用アルコールと云ったところだ。


宴会はたけなわ・・・

 日本酒も並んだ。鳥取支部長の金田さんから森本さんに送ってきた鷹勇(タカイサミ)、後藤さんの越乃寒梅、恭子持参の金粉入り祝い酒など一升瓶に並んで新潟銘酒・冬将軍、極上・吉乃川、上善如水、大山などが並ぶ。日本酒が好物の私にはたまらない光景だ。
 おでんもグツグツ煮えている。有吉カレーうどんも熱々である。あれもこれも摘まんでグビグビ呑んでいると身体の中は夏祭りのようで至福のひとときだ。

 2時間近く宴会に興じたのち、恒例、田中さんの集合記念写真を撮る。まだ残っている霧氷をバックに撮った。



宮園・4人を除く全員の記念写真


追分からの下りはゴロ岩で歩きづらい

 帰路は見晴台経由とも考えていたがぬかるみのことを考えて蓑毛に降りることにした。途中、蓑毛乗越でお茶タイムを予定する。イベント場のアンテナに直接登ってきた私たちは奥社をお参りしてから下ることにして2コースに分かれた。奥社に入って手を合わせる。財布を出すのが面倒で恭子がお賽銭を入れたのにあわせて並んで頭を下げた。これではご利益も薄い。

 二十六丁目を下っているとき前で後藤さんが足を滑らせたようだ。少し酔っているらしい。要注意だ。危惧していたところ、そこから少し下ったところで再び前のめりに転んで顔を岩にぶつけて血を出してしまった。私が持っていたウィスキーで澁井さんが消毒してバンドエイドを貼った。以後は庄司さんと澁井さんが面倒を見てくれることになった。


蓑毛乗越でもお茶タイム
 十六丁目の追分で一旦集合して蓑毛乗越に向って荒れた急勾配の抉れた山道を下る。ここを通過すればあとは優しい蓑毛道だ。女人禁制の碑の前では昔の結界思想を思い、首切り地蔵の前では一頻り、宗教の歴史に思いを巡らせたりしながら乗越に向う。先発隊はお茶を入れて待っていた。

 蓑毛からのバスは正時、30分の30分置きだそうだ。時間は15時30分、16時のバスには間に合わない。ゆっくりと下ることにした。林道を3回横切り蓑毛に近づく。
 みんなの靴は泥んこである。有吉さんがバスに乗る前に靴の泥を落としたほうが良いとアドバイス。小さな澤を見つけて靴を洗った。


反省会は庄や

 先にバス停に下りた篠田さんが16時15分のバスがあることを無線で伝えてきた。大急ぎで下ってトイレに寄って全員がバスに乗り込んだときには15分を少し過ぎていたが何と乗客は私たちのメンバーだけの貸切であった。発車間際の短い時間に有吉さんが缶ビールを買い込んで乗り込み、ささやかな回し飲み。田中さんが「反省会」をやるかと呟いた。

 秦野駅前でバスを降り、反省会のメンバーを募ったところ、大勢の仲間が残った。駅前の「庄や」に飛び込んで2階の2間になだれこんだ仲間は19名、みんな今日の反省(?)を満喫した。

 今日の大山集中登山は怪我をしてしまった人がでてしまったが、大事に至らず胸を撫で下した。MMCのメンバーも高年齢化している。お互いに日ごろの体調に気をつけ、この山歩きを一日でも長く楽しみたいと思う。

 堀井さん、後藤さん、怪我を完全に治してまた一緒に山歩きを楽しみましょう。


写真:田中、小林、 恭子、小川 (敬称略)
他にもいい写真がたくさん送られてきました。ありがとうございます。

小川 武