MMCの神通力はほんものだった!?
6月21日(土) 海沢園地 17名
(記録:小川 武)


  確実の雨予報! こんな日に何人集まるのか? 天気が良かった昨年は43名だった。MMCの根性が試される日だ。
 鳩ノ巣駅に降り立つと庄司さんはひとり待っていた。明け方、篠田さんに電話をかけて"土砂降りだけど、MMCどうするの?"と電話をしたところ、会長から"MMCに中止はありません!"と発破をかけられ、早めに出てきたようだ。空は当然雨模様。しとしと雨が降っている。17名が黙々と歩き出した。



17名を数える

9時50分、多摩川の源流を渡って越沢方面に歩き出す。10分も歩いたら蒸し暑くてギブアップ、ゴアテックスの上着を抜いだ。Tシャツ1枚で傘をさして黙々と歩いていく。
 緩やかな山道は霞が掛かったようで幻想的である。私はみんなの後ろを付いて行く。時折鳥の鳴き声がするが辺りは静かである。駅を歩き出して50分ほど登ってきてお休み処、越沢バットレスを見渡せる高台の東屋に着いた。ところが東屋には先客がいて5,6人が宴会をしている。こんな日に、こんなところで、何をしているんだ? と変な思いがよぎる。彼らからどこへ行くの?を質問されたが、彼らも"こんな日に、どこへ行くんだ?"と思っているのだろう。
 越沢バットレスは霧の中、見えない。因みに「バットレス」とは"胸壁。控壁。山を支えるかのような形状の急峻な岩壁"を言う。知ってました? 休憩を取らずに先に進んだ。


綺麗に枝打ちされた桧の道を黙々と登る

 汗が顔から滴り落ちる。何しろ湿度100%近い空気の中でかき回しながら登っているので顔も身体もベトベトである。水分は十分に摂っておこう。

 段々と登りがきつくなった。黒田邦子さんが少し遅れているようだ。この蒸し暑い中、急登は確かにシンドイものがある。林の上が透けて見えてきて峠に近づいたことが分かる。


幽玄の桧林

大楢峠の幻影

大楢峠は幻想の世界の中にあった。地名となった大楢の木は根元が大分傷んでいる。雨は殆ど上がっている。汗を拭き、一息ついていると青空が広がってきた。よし! これからお山は晴れだぞ!
 邦子さんが登ってきて全員揃った。もう登りはない。海沢園地まで林道を30分ほど下れば到着だ。頑張って行こう!
 前方で恭子の叫び声が聞えた。近づいてみると小さなヤマカカシ(蛇)が蛙の足を咥えて引っ張っている。自分より相当大きくとても飲み込めそうにない相手を捕獲しているのだ。蛙は必死に這って逃げようとしているがヤマカカシはぐるっと方向を反転させて道端の草むらに引っ張り込んでしまった。みんな唖然として眺めるばかりであった。私はデジカメを向けたのだが、道端しか写っていなかった。

 海沢園地の入口は土石で覆われていた。昨日、平井さんが車で下見に来てくれていたので様子は分かっていたのだが今日の人数なら大丈夫だろう。でも、水場は健在だし、東屋やトイレは問題ないようであった。早速、ザックを降ろしてイベントの準備に取り掛かる。私はいつものてんぷら担当、篠田さんと並んで鍋に油を入れた。
 東屋の外ではソーメンを茹でるために大鍋でお湯を沸かす準備が始まったようだ。突然、大声が聞えてきた。今日はよく大声を聞く日だ。何やらコンロからガソリンが漏れたらしく火柱が上がったようだ。幸い大したこともなく、ソーメンも茹でられていった。


てんぷらは順調に揚がる

ナスも美味しいよ


ソーメンの配給よ!

 ビールと日本酒が廻ってきて呑みながらてんぷらを揚げていると岡田さんが代わってくれた。篠田さんから邦子さんへバトンタッチ、二つの鍋から次々とてんぷらが揚がる。定番の海老天、しし唐、ピーマンも美味しい。てんぷら担当も祐子さん、澁井さんに代わり、本格的になった。私がかぼちゃやサツマイモは食べないと言ったら「食べず嫌い」だと指摘して熱々な2品を揚げてくれた。ほくほくして美味しい。

 ソーメン担当は女性陣が順番に水場に出かけて冷水で晒して喉越し良いソーメンを仕上げてくれた。そうそう栗田さんは茹で上がった鍋を抱えて水場へ走る役だ。
 小分けにソーメンを食べ、てんぷらを摘んでいたらお腹が一杯なった。空を見上げると日もさしている。

 記念写真は澁井さんと私のデジカメでタイマー撮影。2枚撮ったのだが、私の2枚目は右3分の一が切れてしまっていた。ここに載せたのは澁井さんのものです。


日差しも出てきました

 黒田コーヒーを飲み終わると岡田さんが三つ釜の滝を見に行くというので数人が登っていった。この沢筋には大滝が3つあり、沢を登り詰めると大岳山に着く筈だ。一度登ってみたいものだ。


帰路は足取りも軽く(・・・ない?)

 帰路は奥多摩駅に出るコースとした。昨年は白丸駅に出たのだが、駅前の急坂を思い出すと敬遠したくなったのだ。分岐で道路の補修工事をやっていた。幅広のアスファルト整備工事車がゆっくり動いている。森本さんが熱心に見詰めている。こう云う特殊車両が堪らなく好きなのだそうだ。男なら分かろうというものだ。
 奥多摩駅に15時50分に着いた。14時23分発のホリデー快速まで2階で生ビールを一杯飲んで行こう。

 今日の天候はまさにMMC的晴れ間である。篠田会長の"MMCに中止はない!"に引っ張り出された庄司さんも満足したようだ。勿論、私のチタン足も久々の山歩きに歓喜(痛み?)していた。黒田さんの万歩計では2万歩を越していたとのことであった。


写真:澁井栄蔵、篠田紀元、小川恭子

平成20年6月22日 小川 武

スナップ写真集(澁井・恭子)
写真をクリックすると拡大します。


てんぷら担当

食べる担当

ソーメン担当

食べる担当

呑む担当?

揚げる担当

笑顔の勢揃い

美味しいね

一つ目の滝

滝を写す

何を写す?

こちらは熱心に

帰路に大滝発見

白丸・奥多摩の分岐

生ビールで喉を潤す

満足満足