雨を免れたよ
5月16日 丸 山 31名



駅から見る丸山
(漫歩計の山行記録:秩父・丸山より)

 今回の月例MMCは奥秩父の丸山である。MMCでは5回目となり、おなじみの山行だ。秋の紅葉も愉しんだが、風雨に阻まれ大野峠上の小さな東屋でイベントをやって引き返したこと、3月に思わぬ大雪に見舞われはしゃいだことなど、思い出が多い山である。
 
ところで「丸山」とは当然山の形から付けられたであろうから、全国同じようなふっくらとした山形から同じ「丸山」という名の山は多いかもしれない。早速Wikipediaで調べてみた。ありました。全国で16座ある。北海道に5座、関東地方に6座である。同じように山の形で名づけられたと思われる山として「烏帽子山」は40座、おそらく一番多いのではないだろうか。山の形なら尖った山頂の持つ「剣」を思い浮かべるだろう。「剣山」が16座、けんざん、つるぎさん、つるぎやまなどと呼んでいる。6月公開される映画「点の記」の「剣岳」が一つある。二子山は、大山は・・・・などと思いをめぐらせていると山行きがますます楽しみになってくる。

 天気予報は曇りで山沿いでは雨もある模様、と曖昧だ。まあ、MMCは今年も憑いているから大丈夫だろう。そんな気持ちを表したように芦ヶ久保で下りるとホームに次々と仲間の顔が見えた。改札口を出ると早くも3人ほど手を振って待っている。お早いお着きだ。駅前の広場で点呼をすると30名。おっと、忘れちゃいけない。携帯電話の連絡で松原さんから電車を乗り遅れたので1台後から追いかけるという。岳人、松原さんならすぐに追いつくことだろう。


赤谷集落に着いた

3本丸太の架け橋を渡る

 国道を正丸駅のほうに歩くこと25分、赤谷集落に到着、いつものお地蔵さんのところで登山モードに切り替えるかなと思っていたら先頭はどんどん進んで民家まで行ってザックを下ろした。私はいつも持参している無線機がとうとう電源が入らなくなってしまい、全体の連絡役が務まらなくなり、列の中央であるくことにした。

 ヤッケを脱いでTシャツ一枚になって山道に入る。先頭は篠田さん、殿は平井さんである。優しい山道である。井戸ノ入沢の3本丸太の橋を渡る。3本は何も固定されていないのでぐらぐらしている。岩場を少し登ったところで下のほうから声が聞えた。"マラソングループが走って登ってくるから道を空けてくださ〜い"道の脇に止まっていたがでもなかなか登ってこない。下のほうで集結しているらしい。それならと再び登りだしたら、再び、下から声が聞えていよいよマラソン隊がやってきたようだ。若い集団が勢いよく走って登ってくる。みんな元気だ。福島さんや恭子は盛んに拍手をしながら"ガンバレガンバレ"と声をかけている。


ガンバってるよ

 

 

 帰ってからネットで調べたら、川崎市にあるセブンヒルズアドベンチャー主催の「トレイルランニングin奥武蔵C」だった。芦ヶ久保駅から丸山コースをぐるっと走って12km4時間だそうだ。末尾に走っていた女性に声をかけたらコースリーダーのようでしたが"ゆっくり登って良いですね"と返事が返ってきた。本音なのかもしれない。最後の女性ランナーの後ろに森本さんが笑いながら走って登っていった。


大野峠の東屋で一休憩だ

 私たちも頑張ろう。大野峠までの杉林の中を登る道は傾斜もきつく厳しい。ふうふう、はあはあ、ふうふう、はあはあ云いながら登る。先頭はどんどん登って行く。11時30分、大野峠の東屋に着いた。暫しご休憩である。ここまで登ってきて自動車道路が現われるのはちょっぴり恨めしい。一休みして丸山を目指す。幅の広い急な木段を登る。歩幅が合わないから木段の左側に巻き道が出来てしまっている。以前はなかったのだが・・・・。登りきると広場に出る。以前はここに東屋があったのだが数年前に取り壊されハングライダーの滑降場になっている。目を北に向けるとハングライダーが小さく2つ飛んでいるのが見える。その向こうの丘(小山)が堂平である。見晴らしはとてもよい。この様子なら雨の心配も無さそうである。

 ここから私の好きな雑木林の山道になる。秋口にはどんぐりを拾いながら歩く道である。T字交差点に出て右側は唐松林で堂平に続く道、左側が私たちの進む丸山への道である。ゆるい登り道を愉しみながら歩いていくと右手に鉄塔のある金網があり、そこを通過すると丸山山頂の展望台が見えてきた。


今日もお酒が並んだよ

 展望台の周りの木ベンチにはハイカーが寛いでいる。篠田リーダーが展望台の裏のベンチを確保して待っていた。早速イベントの開始である。今日のイベントは「お好み焼き」、ベンチにコンロが並んだ。おっと、お酒も並んでいる。今日も選り取りみどりの飲み放題(?)になるだろう。

 

 

 

 

 お好み焼きのパフォーマンスでは先ず森本さんが鉄板でウインナーを焼いている。北村さんが小さなフライパンで小さなお好み焼きを焼いている。亀沢さんは大きなものを焼いている。平井さんは大きなフライパンで焼きそばに挑戦だ。私はねぎを刻んでねぎ焼きを企んでいる。醤油味が旨いのだ。向こうのテーブルでは岡崎さんも腕を振るっているようだ。

 お好み焼きは半分焼けたところでフライパンを振り上げて裏返しにする業が面白い。ベテランさんは左手で持ってポンと上げるのだが私はそんな器用なことは出来ない。その代わり、子ども時代に修行(?)した剣玉の要領で右手で放り上げる。何度でも確実に裏返すことが出来る。邪道ですが・・・・。でも、上手くひっくり返らなくてもイベントでは笑いを誘い和むのである。
 私は適当に抜けてお酒を呑むことに専念(?)した。千葉さんや小俣さんも頑張っている。斉藤さんも慣れた手つきでフライパンを操っている。


須田クンのお祝いは何でしょう?

 ビールに始まって日本酒を3種類、ワインも飲んで4種混合。結構効きました。近くで恭子も酔った顔をしている。お酒は呑んでも飲まれるな、である。
 イベント開始して1時間、13時15分だ。まだまだ続いているがお天気も心配だ。ときどきポツンポツンと雨が落ちてくるが濡れるほどではない。今日の特別イベント、「古希のお祝い」に移る。須田さんの70歳を祝って先月、喜寿を祝った黒田長老から景品が贈られた。
 私は須田さんと呼んだことはない。"須田"か"須田君"である。もちろん、須田も私のことを"小川"と呼ぶ。須田とは小学、中学、高校と同期でNHKでも職場こそ違ったが長い長い付き合いなのである。小松美枝子さんから「一億円(偽造札)」の副賞も頂いて大喜びであった。

 広場に移って記念写真である。山の写真屋さん、田中さんも板についてきた。今日も一発で決めてしまった。でも、失敗しないと笑いが取れないね。みんな良い顔で写っています。


展望広場に広がって記念写真は一発でOK! (写真をクリックすると拡大します)

 14時、下山開始した。途中、右手に下って県民の森、森林館に寄る。雑木の木挽き、木目の磨きを指導してくれる係員は地元の林業者のようだ。私も直径10cmほどの雑木を輪切りにしてみた。鋸の歯がよく研がれていてすぐに切り落とせた。木目は水を含んでいるようでシットリとしている。係りのおじさんに木の名前を聞いたら"地元ではミズクサ、ミズノキといって以前は太いものを屋根の梁などに使われたようですよ"と教えてくれた。


非日常的な体験だ

シットリとした木目が新鮮だ

 一旦登って尾根道を歩き出したところで小俣さんがザックを間違ったと駆け下りて行った。森林館ではザックが無くなってしまった北村さんが思案にくれていたようだ。おまけの出来事もあったが全て解決したのでここでは書かない。

 この道は芦ヶ久保に帰る道では一番近道なのだが急坂が2箇所ある。雨で濡れていると苦労する道である。チタンマンの私は転ぶことがご法度なので慎重に慎重に下る。おや、誰か滑ったようだ。途中、秩父の南側の山々が見える。二子山が目の前に見える。最近足が遠のいている。そろそろMMCのスケジュールに組み入れても良いだろう。武甲山の白けた山肌の上の方は霞んで見えない。雲が多くなってきたのだ。1時間も下ると舗装道路に出る。ここからも辛い。傾斜がきつく膝に堪える。駅まで長い道である。足がガクガクになったところで芦ヶ久保の道の駅に到着した。15時50分だ。


丸山に乾杯!

 次の電車の時刻は16時17分と聞き、道の駅で生ビールを呑んで一台後の電車で帰ることにした。都合があって先に帰るため駅に行った亀沢さんから無線で16時17分ではなく10分発であると修正連絡があった。次々発の40分までゆっくり呑もう。
 35分にホームに上がると千葉さん夫妻と小俣さんがベンチに腰をかけている。17分と聞いていたのでゆっくりホームに行ったら、17分発は下り電車だったという。お気の毒でした。

 今日のお天気は何とか降られずにすんだ。みんなの心がけが良いからだろう。今年は1月〜5月と天候に恵まれた。5連勝である。今年の巨人のようだ。来月6月は梅雨の真っ只中、海沢園地で「そーめん&てんぷら」です。みんなの心がけでお天気つきを引き止めておきたいものですね。


 


小川 武 

写真提供:田中章夫,澁井栄蔵,篠田紀元,小川恭子、小川 武