梅雨の晴れ間を愉しむ
6月20日 海沢園地 44名

 6月9日(火)に篠田さんと平井さんが海沢園地に下見に行った。昨年、1年ぶりに訪れた園地は砂利が置かれて何やら工事中だったことと水場の水量がかなり減ってしまったようだったので、今年は無事イベントが出来るか心配であったのだ。二人は海沢園地から沢筋を大岳山まで登り、その模様がメールで伝えられた。いつもの場所より50mほど上流のほうがいいらしい。


今月で姿を消す展望車にて

 梅雨の晴れ間である。天気予報は日ごとに快方に変わり、とうとうお天気マークも現われた。流石MMCだ。これなら今日も大勢仲間がやってくるだろう。
 拝島で満員のホリデー快速に乗り換える。MMC仲間も幾人か乗っている。青梅で各駅電車に乗り換え、先頭の展望車両に乗った。この車両は今月一杯でなくなり、今後は休日などに特別編成だけになるらしい。鈴木さんの隣に座った少年がデジカメを持って発車前の先頭写真を撮っていた。鈴木さんはその少年を入れ込んだ写真を撮ってあげ、ついでに私たちの写真も撮ってくれた。


バットレスにクライマーが見える(赤丸)

 

鳩ノ巣駅を下りるとMMC仲間で一杯だ。点呼を取ると40名の大台である。下見に行った篠田さんを先頭に歩き出そうとしたまさにそのとき、平岡ご夫妻が車に乗って現われた。お酒などの重量物(?)を車に載せてもらった。いつもお世話になります。

 9時45分、駅前を出発。長蛇の列である。国道411号を渡って多摩川にかかる橋を通る。いつも思うことだがこの辺りの多摩川の渓谷は本当に深い。下を除くと遥か奥に水面が見える。沿道を歩いていくと早くも汗が出てきた。蒸し暑い。でも林道に入ると直射日光が遮られ、風も適当に吹いてくれるので幾分楽になった。良いハイキングコースである。


優しい山道を登る

 

 

 

 

 緩い山道を雑談しながら登っていく。こんなのんびりしたハイキングなら毎日来てもいいな〜。先行組みは越沢バットレスがみえる東屋に着いて休憩に入ったようだ。列の中ごろを歩いていた私が東屋に着いたときには高式東屋は満員だ。バットレスにクライマーが見えていた。
 バットレス(Buttress)とは登山用語で垂直に立ちはだかる壁・岸壁のことであるが語源は古代ローマの建物の外壁沿いに石をつみあげてつくったり、内壁沿いに仕切り壁となるようにつくったりした構造体のようである。遠くに見えるクライマーにデジカメの焦点を合わせても良く見えない。次の機会には双眼鏡を持ってこよう。

 次のチェックポイント大楢峠までの道も気持ちのよい林間の山道である。勾配もきつくなく淡々と登っていく。先頭を行く平井さんから道の両側に白い花がたくさん咲いてるよ、とか野いちごが実ってるよ、一人2粒までにして後ろの人に残しておいてくださいね、などと無線連絡が入る。


サラシナショウマ

ヤマアジサイ? ウツギ?

野いちごは一人2粒まで

御岳から来ました

 篠ちゃんが誰かと交信している無線も入る。どうやら秋本さんが御岳方面から大楢峠に向っているらしい。意図的に御岳経由でやってくるのか間違えて御岳駅で降りてしまいリカバリーしているのかは出会って確認しないと分からない。あと20分ほどで大楢峠に着くようだ。

 先頭グループは11時少し過ぎて大楢峠に到着し、秋本さんと交信している。まだ到着していないようだ。私も11時15分に到着した。峠の大楢の樹木は思ったほど巨樹には見えなかった。最近平井さんの影響で巨樹巨木を見続けているからかもしれない。
 やがて秋本さん、松岡さんが御岳方面の山道から現われて、これで今日の参加者は実に44名になった。


大楢峠のオオナラ

 

 

 

 

 

 海沢園地に平岡さんが待っているから先を急ぐことにした。ここからは林道のような下り坂である。30分ほど下ると舗装道路となり、園地の角に数台の乗用車が泊まっていた。平岡さんは東屋のある広場に大シートを敷いてくれていたが、下見に行った篠田さんが堰堤を越えた沢筋のほうが水が豊富だからといってイベント場所の変更となった。で私は沢筋木橋を省略して沢に頭を出していた石を渡ろうとしてグラっときて、靴を水に浸けてしまった。一瞬左足に痛みが走り、しまったと思い、後悔したが遅かった。

 狭い沢のザレ場に分散してイベントが始まった。私はいつもてんぷら担当ですが、仕度が出来たところで沢田さんにバトンタッチした。このところ料理担当の男性陣が増えたので鍋奉行を返上して飲むことに専念できるようになった。横で北村さんも男のてんぷらをはじめている。
 てんぷらの始まりは千葉さんが山道で摘んできたタラの芽や森本さんのよもぎなど、野趣たっぷりの食材から始まり、ナス、椎茸などの野菜中心からエビやイカなどの定番も次々と揚っていく。


銘酒の数々

てんぷらも続々と揚がる

 一方、ソーメン担当は十年来続けている田中さんに平井さんも加わってテンポよく茹で上げていく。それをザルに取って沢水で揉んでぬるめをとって配ってくれるのは福島さん。ザレ場の足元が覚束ないイベント場所を走り回っている。


手馴れた手つきでソーメンを茹でる

ソーメン娘の桂子さん

 お酒もずらっと並んでいる。越の寒梅、剣菱、久保田、赤城山・・・、イタリア土産のワインもある。飲み放題だ。私はあちこち飛び回って(?)次々とお相伴である。千葉さんのわらびやせりが美味しい。平岡さんの海苔巻きも頂いた。豊田さんは沢のハズレのほうで何やら作っている。
 てんぷら揚げの担当も次から次へと代わって行ったが、傍らで口ばかり挟んでいた石根さんもその実力を試すべき鍋に対面した。今度は能書きはいいから早く揚げろよの声援(?)があがる。

 今日のイベントは古希を迎えた二人の表彰式である。北村克彦さんは本日20日で70歳、古希である。2日先輩の18日生まれが恭子である。黒田長老から恭子へ、鈴木若長老から北村さんへ「お祝い」が贈呈された。二人ともうれしそうだ。いつまでも元気にMMCに参加してください。


鈴木さんから北村さんへ

黒田さんから恭子へ

 黒田コーヒーが出来たタイミングでソーメンとてんぷらの道具を撤収することになった。油のついたてんぷら鍋は川底の砂をすくって一緒に洗う。祐子さんが年配者はよく知ってるねと半分冷やかしている。みんな経験豊かな年配者だ。
 時間はすでに2時間を経過している。東屋のある広場に戻って撮ることになった。東屋の前に勢揃い、本当に44名いるんだろうか。数えてください。田中さんはこのところ一発で決める。


44名いるか数えてください(写真をクリックすると拡大します)

 杉本ご夫妻はこれから三つ釜の滝を見に行くという。気をつけて行ってくださいネ。
 帰路は海沢の林道を下って奥多摩駅方面に行く。結構長い道のりだ。沢の向こうに結構高い滝を見つめる。少し歩くと100号キャンバスに油絵を描いている方に出会う。4月からここに来て描いているが完成まであと数ヶ月はかかるだろうとのこと。100号キャンバスは大きい。車の上に積んでやってくるんだそうだ。

 先頭は足の速い石井さんらしい。平井さんが無線で連絡してきた。イベントを愉しんだメンバーは前後ずい分と開いてしまった。50分ほど下ったところの右手にアメリカキャンプ村があり、「トイレは800m先」と書いてあった。私は行きの拝島駅でトイレに行っただけだったので「トイレ」の文字に反応して先を急いだ。800mは長かった。


氷が上手い!

 数年前出来上がったばかりの三叉路は右手「しろまる」、左手「おくたま」の交差点で数名が待っていてくれた。そこには小俣さんが氷を振舞っていたので私も口に入れてかじった。熱く火照った身体に涼しさが広がった。

 平井さんから奥多摩発15時36分で数名が先に帰ると連絡が入った。その平井さんはみんなを待って駅舎の2階にある食堂で反省会に導いてくれている。次の電車まで20分ほどあったので生ビールを頼んだが、満員のお客さん対応に二人のおばさんが奮闘していて渋滞していた。グッと一杯あおって16時4分発の各駅電車の展望車両の客となった。

 


小川 武 

写真提供:田中章夫,澁井栄蔵,篠田紀元,小川恭子、小川 武