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秋の一日、高原に遊ぶ このところ秋晴れが続いているが天気予報では土曜日だけが気圧の谷間でお天気が思わしく無いらしい。でも、MMCの陣馬山ハイキング、何とか雨は免れたいものだ。 家を7時25分に出たが、予定した電車の一台前に乗れてしまい、それが連鎖反応を生んで長津田からの横浜線も一台前、八王子でも一台前、とうとう高尾でも一台前に乗ってしまった。電車が走り出してすぐに裏高尾に群生している桂の木の紅葉が目に入ってきた。辺りの樹林はまだ青いのに桂だけが赤黄色に染まり出している姿は日本画の世界である。
改札口を出てくる仲間に"おはようございます"の声をかけながら全員揃うのを待つ。今日の参加者は32名、秋の行楽シーズン、足がムズムズしている方が多いらしい。今日のコースは昨年7月と同様に落合の登山口からの一ノ尾根コース。頂上直下の急登以外は穏やかな林間コースである。予定通り9時30分に歩き出した。踏み切りを渡って中央自動車道路の下のトンネルに入る。毎回思うのだがトンネル内では後からやってくる車の音が増幅されて響き怖い感じだ。 道路沿を流れる沢井川の水の流れがとても綺麗だ。川底の小石一つ一つが良く見える。庄屋さんの家を思わせる門構えを右手に見ると落合の登山口だ。ここで衣服を整えて舗装された坂道に入る。今日は道路工事があるようで係りの人が立っている。挨拶をして登りはじめる。途中、重機で舗装を剥がして工事しているところに出会ったが、作業を中断してくれたので通ることができた。ご苦労様です。
25分くらい登ったところで一本目の休憩だ。先ず水分を補給する。チョコや飴などが廻ってきたが、祐子さんが配ってくれた柿もとても美味しい。落葉の林間を歩く。気持ちが良い。いつ頃だったかMMCの案内文に"林間に落葉炊き酒を温める"と記したことがある。我ながら気に入ったフレーズだが、落葉は樹木の輪廻の象徴のような存在である。足許に優しく土に帰る準備をしている。懐かしいようなありがたいような素晴らしい存在である。 さらに30分ほど歩いて2本目の休憩。ここから木々の間から左手に陣馬山山頂が見える。まだまだありそうだ。ここからコンロ・鍋担当が先に歩くことになった。平井さん、亀澤さんがぐんぐん小さくなっていく。どういう訳かその後を恭子がくっついている。私は前を行く須田君と登って行ったが、彼は都合があって早めに帰らなければならず、帰路は和田に下りると言っていた。そこで左手に和田への下山分岐が現われたとき、確認して登っていった。
やっと青空が見えて頂上が覗えるところから木段の急登が始った。幅の広い木段の高さがあり、結構キツイ。息が上がりそうになるのを堪えて一気に登る。12時05分到着。白馬の像の向こう側の東屋に先着組みがイベントの準備を始めている。有吉さん、千葉さんも居る。続々と仲間が集まり出し、即座にイベントが始まるMMCの行動力は凄い。お酒も並んだ。ビールもある。鍋が出来上がれば大宴会だ。
並んだ銘酒も恒例になった キノコ鍋の出来上がり
そうそう須田君がカナダ産とは言え、木箱に入った松茸を持ってきた。薄く切って鍋に入れようとしたら、汁に紛れて分からなくなるから、炒めてくれとの声が上がり、亀沢さんがフライパンで炒ってくれた。粗塩をパッとかけて風味を整えみんなに配られた。紙のように薄かったが珍しさに先を争って箸が出た。 千葉さんの味噌汁や自宅の畑で採れたという「もってのほか」のオシタシも現われた。淡い紫色の「もってのほか」は「延命楽」と呼ばれる品種だが、名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したらしい。
今月の古希のお祝いは小松靖夫さんだ。小松さんはゴルフの達人、景品はゴルフウエアーだ。ご本人は早速着込んで披露した。
13時55分に下山を開始した。明王峠までの緩やかな尾根道は歩き易いが、ちょっとの登坂が現われてもお酒が入った身体には堪える。どうしてこうも身体が重くなるのだろうか。 15時に明王峠を下り始める。はじめは優しい下り道だが林道を渡って、矢の音を通るころ、ポツポツと雨が落ちてきた。今日の天気予報では本降りにはならないというので傘を差すだけにして歩いた。大平の廃墟のような茶屋跡で隊列を整えて先を急ぐ。子孫山の頭から岩場になり足許が覚束ない。注意して下る。 相模湖駅16時54分発の電車があるので神社前の急な石段を下って駅に向う。身体はかなりへばっていてよれよれになって駅まで歩いた。多くの方は電車に乗ったが、例によって駅前のデミタスで反省会に寄ったメンバーは14名であった。
みなさん、お疲れ様でした。
小川 武 記
写真提供:田中章夫,平井義雄、篠田紀元、小川恭子、小川武 |