梅雨空の予報で何人集まるか・・・賭け事はいけません?
6月19日 海沢園地 27名


 天気予報は最悪のパターン、でも、参加表明のメールが次々と寄せられる。岡崎さんから"天気予報は、曇り・雨!無事に天ぷらもできますように・・・"とのメールがきた。その返事に"お天気のほうはMMCですから何とかします。ハイ!"と返事をしたら笑われた。
6月のMMCは一番難しい。丹沢山系の蛭騒ぎで海沢園地に変更して4年目、最初の年は思わぬ快晴に恵まれ43名の参加、その翌年は朝から雨模様で17名の参加、しかし、歩き出して間もなく天気も回復して奇跡的なMMC日和となった。3回目の昨年は快晴が伝えられていて44名の参加、MMCの幸運はいつまで続く・・・・。


駅には"倒木に十分注意"の貼り紙が・・・

 鳩ノ巣駅を降りるとすでに先着していた松原さんと庄司さんが迎えてくれた。庄司さんはこのところ膝を痛めて欠席が多かったがダイエットが功を奏し快復の兆しが出てきたのだろう。良かった。宮園の庄子さんはことらも久々に見えた。肩の痛みも快復したのでしょう。こちらも良かった。
 全員が揃ったところで点呼を取ったら、25名。岡崎さんが"もう一人増えればいいのに"とつぶやくのが聞えた。北村さんと参加人数で賭けをして岡崎さん26名、北村さん28名を宣言していたそうだ。いまや賭け事は相撲界で大問題になっているが、お二人の賭けは帰りの反省会の生ビール一杯だと言うので大目に見ることにしよう。(この参加者人数は単純ではなかった。その顛末は後述する。)



雲仙橋を渡る

見下ろすと渓流が爽やかに・・・

 9時45分、篠田会長を先頭に歩き出す。ばらばらで少し締りが足らない。会長の号令のあと、信号注意の声かけも後続には届いていないようだ。一ヶ月ぶりに会うので話が弾むのだろうが車道などでは注意してまとまって行動したい。
 天候はまずまず、小雨はあるかもしれないが大雨にはならないだろう。それでもザックカバーはつけて歩いた。
 多摩川の源流にかかった雲仙橋を渡るとき、下を覗くと遥かに下方に清流が見える。昨夜来の雨でも濁っている様子は無い。山道に入って20分ほど登って行くと谷側に東屋があった。おや、越沢バットレスを見下ろす東屋かな?それにしては早すぎるか? その通り、少し小ぶりの休憩場所でした。
 山側の足許に可憐な白い穂を着けた草が群生している。見たことはあるのだが何だったかな。後ほど恭子に聞いたら"雪ノ下よ"と教えられた。サラシマショウマのような白い穂花もあった。

 さらに10分ほど登ったところに東屋がありました。高床式になっていて越沢バットレスが良く見える。バットレスとは垂直に立ちはだかる壁・岸壁のことで、英語では胸壁の意味。いつもこの岸壁に貼り付いてクライミングの練習をしている人を遠望できるのだが今日は誰の姿も見えない。東屋の内側の軒には一面短歌やら川柳の短冊が貼られている。今回は見ることなく小休止して通過した。


越沢バットレスを見下ろす休憩所

汗みどろで小休止

薄日もさしてきた山道を歩く

 歩き出して間もなく山道の両側に薪が山積みされているところを通過した。この薪は越沢バットレスのキャンプ場に使われるのだろう。
 植林された杉の樹を両側に見ながら高度を上げていく。薄日もさしてきた。かなりの勾配の山道を登っていると汗が噴出してくる。顔から水(汗)が滴っていい男になってしまう。湿度100%の中を身体全体でかき回しているのだから仕方がない。
 かなり登ったところで北村さんが"キイチゴが見つかるかも"と云った。それに呼応するように先頭を行く篠田さんから無線で"イチゴが沢山あるよ"と叫んできた。ありました。黄色い小さな実が光っている。一つ摘まんで口に入れてみた。甘みが足りない。普段人工的な甘味料に慣れてしまっている味覚には少し物足りないのだがこれが自然の味なのだろう。


大楢峠の目印、コナラの古木

 11時15分、大楢峠に到着した。すでに大勢のメンバーが休憩している。あとからやって来た千葉さんは手に一杯のキイチゴを持って配っていた。おやおや腕から血が出ていますよ。キイチゴの枝には細かな棘がいっぱいだから引っ掛いたのだろう。
大休止をして後続を待つ。庄司さんと秋本さんの姿が見えない。その庄司さんは10分ほど遅れて到着した。秋本さんの登りはマイペース、無線で一足先に目的地の海沢園地に行くことを告げ、林道を下って行った。


海沢園地の門番、サワグルミの樹

 
 


 単調な林道を30分ほど下って、11時50分、やっと海沢園地が見えてきた。誰もいない。今回もこの場所を独占できそうだ。園地の入口の左側にかまぼこドームがあり、ワサビ田用だろうか、小さなモノレールが敷かれている。その向こう側の清水の流れは細い。堂々としたサワクルミの樹は大きな穂花を垂らしている。この穂花からどんな風に変身するのだろう。想像ができない。


今回のお神酒の数々

 

 

 

 

 

 

 昨年は沢に入ったところでソーメン流しをしたのだが足元が覚束なかった。その反省を込めて今年は目の前のダムの下でソーメンを洗うことで東屋前の広場でイベントをすることになった。ソーメンを茹でる場所と水で晒すところは決まった。てんぷら揚げは東屋の入口付近の石段に鍋を3箇所並べて始めることにした。そうそう、私はてんぷら当番を自任して、水のほか、ザルやボール、てんぷら鍋とコンロ、それに油1リットル・ボトル2本をザックに詰めたらとても重くなってしまった。往きの八王子駅で栗田さんに出会い、拝島駅で電車を待つ間、油2本を栗田さんが持ってくれることになった。栗田さん、ありがとうございました。助かりました。

 みんなが腰を下ろそうとしたとき、林道から有吉さんが両手に荷物を持ってやって来た。今日もひとり奥多摩駅からタクシーに乗って別行動でやって来たのだ。本当に団体行動が苦手な御仁である。あちらこちらで乾杯がはじまって自然発生的にイベントが動き出した。

 てんぷら担当は北村さん、小松さん、それに私。先ず、シシトウを揚げてみた。衣の花も適当に着いて結構うまく揚った。かぼちゃの薄切りを170度位の油温の中に落とした。こちらも綺麗にジージーと音を出している。ところが引き上げどきが分からない。通りかかった福島さんに聞いて見ると"箸を刺して通れば揚げ上がり、時間は意外と短いよ"と主婦の経験を聞かせてくれた。箸を刺すと通った。紙皿に上げて、福島さんに手渡すと"武さんも一つ食べたら、美味しいよ"と云われた。私はかぼちゃを殆ど食べない。戦後の食糧=水っぽいかぼちゃのトラウマがあり、大人になってからは余ほど強制されないと箸がでない。
最近、MMCでは甘いものでも頂くようにしている。熱々のかぼちゃを一つ摘まんで口に入れた。旨い! ホカホカして甘い。食べず嫌いだったのかもしれない。


てんぷらは順調に揚がっている

こちら食べる人?

ソーメンはよく漱ぎましょう

 ソーメンが茹で上がり、水に晒したものが届いた。森本さんの変り出汁がかけられていて食べ慣れた味とは異なっていた。私はてんぷら揚げを抜け出してお酒を頂くことに切り替えた。八海山はいつもうまい。口に含むと慈愛がひろがる。目を水辺に転じると小俣さんがせっせとソーメンを瀬水で漱いている。とても丁寧に扱っている。うまみが増すでしょう。
 てんぷら揚げ組も順調に作業している。小松さんは料理教室で習った技術を駆使して頑張っている。福島さんが牛蒡のささがきを持ってきたのをから揚げして塩をぱらっと振って、ハイ!おつまみ出来上がり。ビールによく合いそうだ。千葉さんが途中で採取してきたたらの芽をはじめ、野草をたくさん持ってきていた。どんどん揚げている。北村さんもせっせと揚げているが離れているので手が伸ばせず、味のほうは確かめられなかった。
 平井さんがキャベツを一個丸ごと持ってきて、葉をちぎり、サッと湯を通し、塩昆布とごま油で味付けをした。さっぱりとした風味が食欲を誘う。

 ソーメンは余り集まらず足りそうも無いと云っていたが、どこからか出現して終いには食べきれるか心配になったほどだ。

 13時20分になり、店仕舞いとなった。残った油やテンカスは庄司さんが畑の肥料にするため持ち帰ってくれることになった。お借りした場所を汚すことなく、エコにもつながる処理ができたことは大事な教訓であった。
 黒田コーヒーも頂き、田中写真館による集合写真を撮ることになった。恭子がMMCの旗を忘れたと大騒ぎしている。初めてのことだ。でも何とかなるでしょう。


MMC旗も無事納まりました。(写真をクリックすると拡大します)

 14時下山開始だ。今回も2時間以上イベントで過ごしたことになる。
 林道を下って行く。この道は谷側沿いの淵も苔むして谷もかなり深い。左手に大滝が見えてきた。ここが観光地ならバスが停車するほどの景観地だと誰かさんが話している。人っ子一人いない。時おり停まっている車の主は山菜取りで山に入っているのだろうか。
 右側の山肌には丸い石が積み上げられて護岸の役目をしている。下草に覆われているが重機も無かった昔の工事であり、大変な人手と時間がかかったことだろう。

 この林道は長い。お天気は完全に晴れて陽も差している。暑い。汗が噴出してくる。有吉さんと先頭を歩いていると無線で休憩しようと連絡が入った。すでに4,50分歩いている。ヤマベの養殖所を見下ろすところで足を止めて集まった。小俣さんが有吉さん持参のブッかき氷を大事に持ってきており、みんなに配ってくれた。冷たくてホッコリした。有吉さんが山崎の10年物を出したのでオンザロックで舌鼓を打った。


反省会で改めてビールで乾杯!

 1時間以上林道を歩いて奥多摩駅に着き、駅舎の2階で反省会を開いたことは云うまでも無い。

 鳩ノ巣駅で点呼したとき、私は25人ですと発表した。そして、海沢園地に有吉さんが現れたので参加者26名になり、参加人数の賭けは岡崎さんの正解となり、反省会で北村さんから岡崎さんへ生ビール一杯が提供され、美味しそうに飲んでいた。ところが自宅に帰り、パソコンに参加者をインプットして集計すると何と27名ではないか。鳩ノ巣駅でのカウントですでに26名、岡崎さんが正解だったのである。有吉さんが加わってややこしくなり、27名とすると北村さんの28名予想とも1名違い、岡崎さんとどちらが正解に近いかは微妙である。お二人にはご迷惑をおかけしました。訂正してお二人が前後賞としましょう。


写真提供:田中、澁井、平井、小川

報告:小川 武